一般社団法人 五泉青年会議所

理事長メッセージ

2018年度 スローガン

勇気凛凛

当たり前から脱却し、未来に繋がる挑戦を

(一社)五泉青年会議所

理事長高野 雄矢

はじめに

 1967年、繊維産業を中心に飛躍的な発展を遂げていた五泉市の一部青年有志の間において、各業界の青年経済人が結集できる場を求める気運が高まっていた。後に、五泉青年会議所 初代理事長を務める捧富司設立発起人代表を中心とした青年達が起こした波は、留まること無く一気に加速していき、翌1968年3月23日、五泉青年会議所はこのまちに産声をあげた。
 本年度、一般社団法人五泉青年会議所は創立50周年の節目の年を迎えます。現在、私たちがこのまちで青年会議所運動に邁進できているのは、この半世紀という長い間、先輩諸兄が創始の想いを受け継ぎ、今日まで襷を繋いできていただいた結果です。私たちはその脈々と受け継がれた創始の精神を損なうことなく、先輩諸兄の覚悟に恥じぬよう今後も活動していかなくてはなりません。その為に私たちは、自身が置かれている現状を今一度再確認する必要があるのではないでしょうか。目の前には様々な問題が山積しているのが事実であり、いつまでもそれらに目を背けていては会の更なる繁栄など到底ありえず、会の存続すら危うくなっていくでしょう。本年度は大きな節目の年でもありますが、この先50年の輝かしい未来へと向かう黎明期にあたる年にしなければならないと考えます。私たちが未来の青年たちへ自信を持って襷を渡せる存在となるために、そして、今後も地域から必要とされ輝きを放つ団体であるためには今、何をしなければならないのか。何を変えなければならないのか。常に自問自答を重ね、先輩諸兄が創り上げてきた信頼、覚悟に恥じぬよう、私たちも覚悟と勇気を持って失敗を恐れず、JC運動の可能性を信じて果敢に挑戦していかなくてはなりません。50年前、このまちの未来を想い大きな一歩を踏み出した青年たちに倣い、私たちも輝かしい未来へ向けて新たな一歩を踏み出そう。

ユニークな団体で在ろう

 「青年会議所しかない時代」から「青年会議所もある時代」という言葉を、私はこれまで幾度となく耳にしてきました。確かに世の中を見渡せば、各種青年団体や、非営利組織など様々な団体が乱立し、特定の要件に対して専門的に活動を行っている団体も増え、市民からは青年会議所という団体もその中の一つでしかないと認識されているのかも知れません。私は現在、このまちで青年会議所としての個性や魅力を充分には示せてはおらず、その事が喫緊の課題となっている会員数の伸び悩みにも繋がっていると考えます。この現状を打開するためには、会の強みを最大限に活かし、それを絶えず発信していくことが必要です。私が考える青年会議所の強みの一つとして、親組織を持たない団体であることが挙げられます。私たちは全てを自らで考え決断し、そこで生まれた全ての責任を自らに課して運動を行っているので、どのような事業展開を行うかは私たち次第なのです。私たちは知らず知らずのうちに青年会議所らしくという固定観念に囚われ、自身の想像力にブレーキをかけていないでしょうか。メンバーからも「この事業内容はJC的にOKですか」といった声を聴いたことがありますが、何を基準にOKなのでしょうか。私は、目標に向かって本気で情熱を注ぎこみ、仲間と共に創り上げた事業は、結果がどうであれ全てJC的であると思っています。固定観念に囚われず、想像力に身を任せて事業構築をしていきましょう。革新性を持った運動を生み出し、このまちにインパクトを与えていけば、自ずと青年会議所は誰もが無視できない存在となるはずです。存在感を高めていくことができれば、必然的に組織の価値は向上し、多くの人財が入会してくることにも繋がっていくと確信しています。

未来への種まき

 社会というのは、いつの時代であっても様々な世代の人と人が集まって成り立っています。現在、その社会の中心となっているのは私たち青年世代ですが、やがて子どもたちが成長して社会を担うようになります。そういった意味では次代を担う子どもたちは、まちの未来そのものであり、未来の可能性に向けて子どもたちを育成していくことは、まちの未来を育てていくことと相違なく、非常に意義深いものです。では、今の時代、私たちに求められている青少年育成事業とは何でしょうか。近年、子どもの成長において、自然体験を始め文化・芸術や科学に直接触れる体験的な活動が重要であるという認識は、広く社会に受け入れられていますが、その機会が子どもたちの普段の生活では十分に提供されているとは言えません。私は、学校や家庭では経験することのできない特別、且つ良質な体験を提供することこそ、青年会議所に期待されている役割だと考えます。多種多様な会員が在籍する青年会議所だからこそ出来る事。このまちだからこそ出来ること。他団体と手を組むことなど、様々な可能性を模索して、子供たちが夢中になり、未来へ前向きに健全な意識を向けることができるような成長の機会を提供できる事業を創り上げよう。

修練・奉仕・友情 全てが揃った例会運営を

(一社)五泉青年会議所 定款第6章 第44条 第2項
「例会は、委員会等における本会議所が目指すべき運動の方向性や目的達成に必要な事項の調査、研究を正会員全員に発表し共に学ぶ場、あるいは会員の親睦、交流の場、さらには社会へ直接訴えさせて頂く場等として設置する。」

 例会とは誰のために開催されるものでしょうか。明るい豊かな社会の実現を目指し運動を続ける青年会議所は、まちのため、市民のために例会を行うのは勿論ですが、私は開催する例会はどのようなものであっても、メンバーに対する意識が欠落してはならないと考えます。いかに素晴らしい事業を行って他所から評価を得ても、メンバー自身がそこに参加する価値、やりがいを見出せなければ例会の魅力が薄くなり、結果的には出席率の減少にも繋がっていきます。近年、私たちの例会は事業構築の段階から参加者の動員確保など外の部分ばかりに意識が行き、そこに注力することで成果を残してはいますが、その反面メンバーに対する意識が薄れてきていると感じます。定款にも謳ってある通り、いつの時代であっても例会は私たち全員が学びを得られる修練の場であり、且つ友情を築く場でなくてはならないのです。様々な修練の場を与えることは個人のスキルアップに繋がり、例会を成功に導くために積極的にコミュニケーションを図っていくことは友情の構築に繋がり、それがひいては組織力の向上に繋がっていきます。今年度の例会は今一度原点に立ち返り、メンバーのための例会という姿勢を心がけ、全てのメンバーに成長の機会を提供する例会運営を目指そう。

笑顔の交流が絆を紡ぐ

 近年の私たちは会員数の減少に伴い、会を運営するにあたってメンバー一人ひとりに掛かる負担が増えたことで、会には疲弊感が漂っていると感じます。このままの状態が続けば青年会議所自体に嫌悪感を覚えるメンバーも出てくるでしょう。明るい豊かな社会の実現に向けて運動を続ける私たち自身が、暗く疲れ切った様子で活動していたならば、何も説得力がありません。今年度は少し肩の力を抜いて、純粋にメンバーとの交流を楽しむ機会を積極的に設けましょう。ああでもない、こうでもないと語り合い、くだらないことで笑い合う時間も、メンバーの新たな一面を発見するきっかけとなり、メンバー間の距離を縮めることにも繋がります。運動や会議を通してだけではなく、様々な観点から個人のモチベーションの増加や、メンバー間の絆を強めていく方法を模索し、その後の運動に対しての意欲、活力へと繋がるような場を創出していこう。

一丸となって営業活動を

 昨今、全国的に会員数は減少傾向が続く厳しい環境であり、私たちも例に漏れず会員数の伸び悩みに苦しんでいます。人口減少の影響もあると思いますが、私たちの努力不足という側面も大きいと感じます。青年会議所を企業に例えるのであれば、会員拡大運動は営業であり、自社の存続、繁栄の為には決して欠かすことはできない活動です。企業における営業は、自社が販売する商品が持つ魅力やメリットを、自信を持って紹介できなければ決して購入には繋がりませんが、青年会議所という商品についてはメンバーの皆様が既によくご存知のはずです。各々多少の違いはあれ、青年会議所での自身の経験や得たものが今後の自分の人生において財産となると感じているからこそ、皆さまは青年会議所に属し続けているのではないでしょうか。私たちが会員拡大という営業で目指していくポイントは、このお金には変えられない財産が得られるという事を、入会候補者に対していかに伝えきる事が出来るかだと考えます。各々が得た財産に対して自信を持ち、全員がセールスマンとなって青年会議所という商品を売り込もう。

百聞は一見にしかず

 青年会議所は私たちメンバーに対して様々な機会を提供・発信しています。そして、その機会に自分自身がどう関わっていくかで得られる価値の量、質が変わっていく。これも青年会議所の魅力です。青年会議所にはあらゆるチャンスがあり、その一つが出向制度です。青年会議所メンバーであれば誰でも平等に出向のチャンスが与えられ、ブロック協議会、地区協議会、日本青年会議所、更には国際青年会議所まで、それぞれのステージで青年会議所運動を実践することができます。私自身も数回、出向した経験がありますが、多くの学びを得ました。他の地域の同志との出会いは自分自身を見つめ直すきっかけとなり、価値観の違いは新たな発想の源となり、その経験は自分自身の新たな可能性を見出すチャンスとなります。出向は青年会議所において最高の人材育成プログラムとも言えるでしょう。そして、私自身が最も価値を感じているのは、素晴らしい仲間と出会い、友情を育む事ができたことです。出向で結ばれた仲間とのかけがえのない友情は一生の宝となり、青年会議所の枠を超えて、今後の人生を豊かにしてくれると確信しています。是非、メンバーの皆さまも自己修練のため、新しい仲間づくりのために積極的に出向してみましょう。そして、1年間というチャンスを逃さず一期一会の出会いを楽しみ、自分の財産となる友情を精一杯育んでください。

結びに

 青年会議所運動に失敗はつきものです。私もこれまで様々な失敗をしてきました。しかし、一番の失敗とは挑戦しないことだと私はこれまでの経験で学びました。そこから生まれるのは後悔しかありません。自分の中の弱さから逃げ続けていくのか、またはそこを見つめ直し、なんとか克服できるように挑戦していくのかは、その人の今後の人生の方向性を決める大きな分岐点となります。私は後者を選択し、理事長職に挑戦します。本年度、私は青年会議所に対して一層本気で向き合い、一年後、誰よりも成長した自分に期待し、青年会議所で卒業を迎える際に後悔しないために、訪れる全ての機会を前向きに捉え、勇気を持って立ち向かいます。是非、メンバーの皆さまも私と共に積極的に自らの可能性に挑戦しましょう。
 最後に、一般社団法人五泉青年会議所第51代理事長という大役を与えてくださった皆様に感謝すると共に、皆様の期待に応えるべく責任と行動力を持って活動することをお誓い申し上げ、理事長所信とさせていただきます。