理事長メッセージ

2022年度 スローガン

光り輝くまちへ

(一社)五泉青年会議所
理事長  権平 将

【はじめに】

 令和という希望ある新しい時代が始まって3年が経ちましたが、私たちが直面している現実は過酷です。新型コロナウイルスのパンデミックは、世界規模で様々な危機的状況を引き起こしながら、依然として私たちの生活に甚大な影響を与え、時には生命にとって脅威となっています。このような不確実性の高い時代だからこそ、私たちが積極的な変革を創造し開拓するために、能動的に活動できる機会を提供することが必要です。

 五泉青年会議所は今年で55年目を迎えます。これまで諸先輩方が「英知」と「勇気」と「情熱」をもって明るい豊かな社会の実現に向け、地域の課題解決に取り組んでこられました。こうした先人達の意思を受け継ぎ私たちが、まちの次代を担い、地域の発展を牽引する存在となるには、確固たる信念を持つことが重要であり、確固たる信念は私たちの歴史と経験から生まれるものです。歴史と経験に基づき、慣例にとらわれない画期的な信念を掲げ、私たちが一つの方向に向かって動き出すとき、まちの未来を築くことができると信じます。

【これからのまちづくり】

 これまで五泉青年会議所は54年の歴史の中で「明るい豊かな社会」の実現のため地域の方々と協力し合い多くの活動に取り組んできました。しかし2020年にはじまった新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、これまで可能とされていたことが突如として不可能になり、私たちのJC運動も例外なく形を変えることを余儀なくされました。困難は時代ごとに必ず訪れるものであり、今まさに終わりの見えない暗闇の中を私たちは歩いています。しかし明けない夜はありません。このような時代だからこそ、私たちが暗闇を照らす一筋の光となり、まちのために確固たる信念を持って突き進むことが大切です。

 私たちのまちの課題を考えるにはまず、私たちのまちを愛することが必要だと考えます。そしてまちに住む方々の声に耳を傾ければ、私たちのすべきことが明確になるはずです。どんな社会情勢においても、私たちが様々な垣根を越えて連携し運動を起こすことで、まちに住む人々の意識が変わり希望を見出すことにつながります。この様な意識をメンバーひとりひとりが当事者意識をもって行動すれば五泉青年会議所がより魅力的な組織となり、それが暗闇を照らす一筋の光となると考えます。

【子ども達の未来のために出来ること】

 近年、遊べない子ども達、遊びそのものを知らない子ども達が増えているといわれています。かつて子ども達は、豊かな環境のもと多くの友達と一緒に遊ぶことができていました。しかし現代の子ども達においては、遊び時間、遊び空間、遊び仲間といった遊びの成立条件としての「3つの間」がインターネット、SNSの普及、さらには、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により変化し、子ども達のこころとからだに影響を及ぼし、様々な健康問題を生み出すまでに至っていると感じます。

 私たちが住むまちの将来を担う大切な宝物である子ども達が心身ともに健康に成長していくにためには、環境作りと機会作りが必要と考えます。五泉青年会議所では長年にわたり、わんぱく相撲を開催してきました。相撲では2次元では決して味わうことのできない緊張感、体と体がぶつかり合った時の衝撃、勝つことの喜びと負けた時の悔しさなど短い取り組みの中で多くのことを経験できます。

 また五泉青年会議所のエリアは山紫水明、緑豊かな山々や清らかな川の流れ大地など自然豊かなまちです。この豊かな自然を今の子ども達はどこまで知っていて、どの様な体験をしてきたでしょうか。私はこの自然こそがまちの最大の魅力のひとつであり、子ども達に魅力を伝え、体験してもらうことで健康的な心身の発達を促すことができると考えます。

【LOM (Local Organization Member) が直面している課題】

 現代、全国的に見てもJCメンバーの会員数が減少の一途をたどっており、深刻な問題となっています。五泉青年会議所も例外ではありません。本年度の会員数は24名でのスタートとなりますが、その内の11名が卒業生であるという深刻な現状に直面しています。今年は10月にブロック大会の開催を控えていますが、このままでは運営そのものが危ぶまれます。「明るい豊かな社会」実現のためには共に運動を行ってくれる仲間の存在が必要不可欠です。

 今年の五泉青年会議所は会員拡大は「リクルート」というお互いに共通の意味を持つ言葉で、地域の明るい未来のために共にJC運動してくれる仲間を増やしていきます。そのためには、これからの次代を担う若者ひとりひとりに目線を合わせ寄り添い、お互いに尊敬し合い成長できる組織であるということ、地域の方々と共に活動し、まちに必要とされている組織であるということを1年を通して各委員会の事業に参加いただき五泉青年会議所の「在り方」を伝え、個々が輝ける組織を作ります。

【ブロック大会の開催にあたり】

 今年は10月に42年振りに五泉の地で第52回新潟ブロック大会が開催され、本大会は五泉市・阿賀町の魅力を県内の方々に発信する大きな機会となります。今年は五泉青年会議所メンバーの約半数が卒業を迎えます。社会情勢は今だに不透明ですが、私たちが今できることを模索し努力することで、自身の成長にもなり、さらに組織が一丸となることで新潟ブロック大会の成功にも繋がると考えます。

 また新潟ブロック協議会との連携で事業を行うことは、これからの五泉青年会議所を支える若きメンバーの貴重な学びの機会となり、その経験がこれからの光り輝くまちの未来へ向けた発展に繋がると信じます。

【おわりに】

 私たちの行動によって地域の未来が大きく変わる、そんな時代の岐路に私たちは立っています。このような不確実性の高い時代だからこそ、価値ある理想を掲げ、それを心から信じ、熱意を持って望み、魂を込めて行動することが大切です。理想を掲げ、それを達成するのは簡単なことではありません。ドイツの名宰相オットー・ビスマルクの言葉で「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があるように、己の経験だけで判断するのではなく、先人達が積み重ねてきた歴史を正しく理解し、己の信じる道を貫き行動し続けることこそが、私たちにとっては必要なのです。

 自分一人ではできないことも、確固たる信念を持った行動が共感を呼び、周囲の行動を変えることで仲間が集まり「光り輝く明るい豊かな社会」を築き上げることができると私は信じます。